12日(日)「渡良瀬湿地帯ヨシ刈りイベント」が無事終了しました。 12月らしい天候で少し寒かったのですが、約100弱名の方が参加しました。(一部現地までの車の誘導に関しまして、非常にご迷惑をおかけしましたことお詫び申し上げます。会として大きな反省点です。) 午前中は横堤の野鳥や貴重な植物が利用している残存林周辺に移動して残存林の周り約10m幅部分のヨシ刈りを行いました。3月に行われる「ヨシ焼き」から残存林を守るにはこの程度の幅で事前にヨシ刈りをしておくと影響はありません。多くの方がいい汗を流しました。 「佐野ユネスコ子供クラブ」の皆さんは、「ヨシ刈り」を体験した後、当日来ていた野鳥の専門家(鳥類標識調査協力調査員)の人から「アカハラ」という実物の野鳥を見せてもらいながら(調査のため一時捕獲して、標識をつけて逃がしました。)説明を受けました。 *鳥類標識調査とは? 「バンディング」とも言います。野鳥の渡りの生態を全国的に調べて、今後の野鳥と人間の関係を模索するための科学的な調査を「山階鳥類研究所」が主体となって行っています。 「鳥類標識調査協力調査員」とはこの調査の協力者として認められている人で、調査のための野鳥の一時捕獲を許されています。この今日協力員の方は野鳥をこよなく愛している方が多いと私は思っています。 詳しいことは「山階鳥類研究所」のウェブサイトをご参照ください。 さらに旧谷中村遺跡に行って谷中村の歴史を学び周辺の水鳥などの観察を行いました。 次に遊水池湿地資料館で足利三中の先生で青年海外協力隊でグアテマラに行かれた 方からグアテマラの環境問題特にゴミの問題と識字教育のお話を聞きました。 その後、「あきつ亭」で有機農業30年行っている町田武さんのところに行って おいし完全有機野菜と米などを利用した食事を頂きながら町田さんがおこなっている 「しあわせのコットンボール」の話も聞きました。 非常に中身の濃い内容だったようです。 「ヨシ刈り」の方は雨がちょっとちらつきましたが、無事終了し 一部のヨシを今後利用するために使われます。 参加して頂いた皆様、協力して頂いたヨシ業者の方々などに厚くお礼申し上げます。
by watarasem
| 2004-12-14 18:51
| 日本有数のヨシ原を守ろう
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