ヨシ焼きが行われました。

27日(日) 2度に渡る延期(3月21日、26日共に風のため延期)の後、春の恒例「ヨシ焼き」が行われました。

「ヨシ焼き」の目的は以下です。

目的:日本最大級のヨシ原をもつ渡良瀬遊水地は見渡す限りの水と緑の平和な楽園。貴重な草花や鳥、魚たちが多く生活し、自然を愛する人たちとの共生で貴重な生態系が保たれています。渡良瀬遊水地の豊かな自然を守り、未来に伝えるために。「ヨシ焼き」は。大切な役割を担っています。ヨシ原を背景とした池沼や水辺が生みだす四季の景観、そして、生息する動植物を守りつづけるために多くの人々の理解と協力が必要なのです。(渡良瀬遊水地ヨシ焼きパンフレットより)

 午前7時頃から人が集まりだして、火入れ開始の8時30分前には遊水池西側の土手はカメラをもった人でいっぱいになりました。同じ日に藤岡町体育館でダンスパーティが行われたため、遊水池会館周辺の駐車場も満杯状態。指定駐車場以外にも多くの車が置かれていました。
 「わたらせ未来基金」は広域市民団体として参加し、見物者へ「ヨシ焼き」のビラなどを配ったりしました。

 8時30分の2分前。北側から煙がもくもく立ち上がり、その後遊水池のどこかしこからもくもく煙と炎が立ち上がりました。

(写真 北エントランスから東方面 谷提供)
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 土手近くにも火が入り、一斉にカメラのシャッターがパチパチときられました。
(写真 土手に並ぶカメラの砲列 谷提供)
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9時半過ぎ頃がピークでしょうか。空は真っ黒 少し南西からの風が出だして煙は小山方面にたなびきだしました。この時期は西風が多く煙は野木・古河方面に流れることが多いのですが、今年は小山方面にいっぱい灰が降ったことでしょう。
(写真 第3調節池付近 坂本洋子氏提供)
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10時過ぎにはほぼ一段落。カメラを向ける人も少なくなりました。少しゴルフ場の芝も一部燃やしたようです。
(写真 延焼後のゴルフ場 谷提供)
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北側に移動して
(写真 延焼後の藤岡町総合運動公園 谷提供)
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延焼した土手には真っ黒の中に土色が点々と。おやっ これはモグラの土盛りだ!黒一面の中ちょっと目立ちましたね。
(写真 土手のモグラによる土盛り 谷提供)
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延焼後の土壌断面が見えてました。「さあーー」と炎が通り過ぎたので黒くなっているのは表面のみ。 モグラは大丈夫でしょう。 延焼時の地表面温度は200~300度くらいでしょうか?もちろん炎自体はもった高いはずです。
(写真 延焼後の土壌断面 谷提供)
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さらに北に回って第二調節池が見える与良川水門近くのサクラ堤へ。
この辺りは、いいヨシができるので既にヨシ業者によって全面ヨシが刈られている場所です。非常に広範囲に黒一色です。奇麗に焼けたので、来年もいいヨシが育つでしょう。
(写真 延焼後の第二調節池:ヨシ刈り跡地 谷提供)
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「ヨシ刈り」が行われてないところはところどころで焼け残りのヨシが。こんなところに池(四角い人口の池)があったのか。何回か来たことあるのですが、「ヨシ焼き」後にまた新たな発見をしました。
(写真 延焼後の第二調節池:右手の道奥が栃木女子高校ビオトープ土採取地付近 谷提供)
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 「もったいないなーー」こんなに膨大なバイオマス資源。このヨシを何とか利用したいものです。

 火入れを行った「ヨシ組合」の皆様、地域から集まった消防団の皆様、アクリメーション財団・国交省、その他関係者の皆様ご苦労様でした。

 壮観な「ヨシ焼き」が終わり もう直ぐに植物の新たな芽が吹き出してくるでしょう。
4月中旬も過ぎるとヨシの新芽も芽吹いて黒(地面)・茶色(焼け残ったヨシ)・緑(植物の新芽)・青(空)のコントラストが美しい風景になります。
 丁度、その頃(4月17日) 「渡良瀬遊水池自然観察会」を行います。

 ちょっと残念なのは、ヨシで隠れていた粗大ゴミが顔を出して、撮影後のフィルムケースが結構落ちていたことですね。
 クリーン作戦は4月23日です。
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by watarasem | 2005-03-30 00:41 | 日本有数のヨシ原を守ろう
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