発見!探検!栃木県!  In足尾(ネイチャーフレンドからの報告です。)

はじめまして、自然教室ネイチャーフレンドの島田といいます。
今後とも何卒宜しくお願い致します。

さて、6月19日(日) わたらせ未来基金の田中さん、谷さん両氏のご協力をいただき当会の小学生会員とそのご家族とともに足尾町の松木渓谷を散策してきました。
そのときのレポを当会の「なおっぺ」こと手塚さんの方で書き上げましたので、お送りいたします。

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発見!探検!栃木県!  In足尾

 今回は、オプショナルプログラムということで、慣れ親しんだ宇都宮を離れ、足尾町での活動です。そして、親子参加です!!
 朝の宇都宮は曇りがちで、雨が降るのか気になっていたのですが足尾に着く頃には、ギラギラと太陽が顔を出していました。(暑くなりそうだ・・・)
 集合時間になると、次々と親子で集まってきました。「家出発するのが早くて、ずっと眠ってきた。」

 「さっき壊れそうな工場あったよ!」と、いつもと同じ元気な声が聞こえます。少し声が大人びて聞こえるのは、今日はお父さん、お母さんと一緒だからかな?そうこうしているうちに、開講式です。今日は、私達には強力な助っ人がついています。わたらせ未来基金の谷さんと、田中さんです。足尾に詳しく、今まで足尾の自然を考え活動されている方々です。とっても心強いぞ!!紹介が終わり、軽く準備運動です。ジャンは体が大きいから、とても見やすいね~。体が柔らかくなったので、はつらつイエローとさわやかブルーの二班に分かれて、出発!!今日は、みんなで行くから恒例の行ってきまーす!は、ありません。

 駐車場から川沿いを歩き、山の入り口に着き、レンジャーの話しや、わたらせ未来基金の方から、足尾の説明を聞きます。これから向かうところは、いつも活動しているような場所でなく、自然とは逆のところに行きます。なぜ、禿山になってしまったのか?これから、どうしなくてはいけないのか?今回は、親子で足尾を体で感じて、頭で自然の重要性を考えてほしいのが、ねらいです。去年の、オプションで渡良瀬遊水地行った親子は、足尾の公害がより理解しやすかったのではないでしょうか。

 歩いている途中、鹿の群れを見つけました!見つけるのは、子供達のほうが、上手なようです。「あそこに、三匹いるじゃん!」といわれたのですが、私には、木と岩と草しか見えませんでした。悔しい・・・鹿さん、次はみつけるぞ!!
 どんどん歩くと、黒い山が見えてきました。なんだあれは!?コンクリート?真っ黒い土の山?ここで解説がはいります。黒い山の正体は、「からみ」といって、銅を作るときにでてくる「かす」だそうです。山一面真っ黒です。全部からみ。皆さん、興味深くからみを手に取り、観察します。しかし、からみには毒性があるので触りすぎには注意!
 からみの山を少し歩くと、平地が広がっている所があります。ここは、以前松木村という場所の跡地です。へえ~ここに村があったなんてといった顔つき。ここが、一番被害のあった場所だそうです。
 歩いている途中、心地よい風に吹かれてきました。川上に風が吹くので、集合場所の手前にあった大きな煙突から、有毒なガスが、この付近に流れ豊かだったここの森を禿山にしてしまったのです。そして、ここで生活ができなくなり松木村の村民は、村から出て行く事になりました。                  
 足尾銅山に興味を持ったジュニア、お父さん、お母さん、レンジャーが歩きながら、わたらせの方に話を聞いている姿が、よく目に映りました。

 話を聞きながら歩いていると、お昼を食べるのにちょうどよいヤシャブシの林があります。というわけで、それぞれ、家族でお弁当タイム!!親子で食べると、一味も二味も違うことでしょう。コンビニ袋隊(レンジャー)も、いつもとは違う風景を見ながらおにぎりをほおばりました。お昼の前に、この広場で、鹿の角を見つけました・・・うそです、鹿の角は事前のときに見つけ、ここに隠したのでした。けど、ここに落ちていたのは間違いないよ(^o^)丿すると、どっかから鹿の骨を見つけたお父さんがいました。さすが!!角も、骨も、ここは国立公園なので持ち出し禁止です。自然に返しましょう!

 午後は、親子で森と雨というゲームを用意していましたが、雲行きが怪しそうなので帰ることにしました。山の天気は、女心と一緒で分からないと昔から言うものです(笑)。
 また、二班になり戻ります。来た道を帰るわけですが、やはり行きとは違って見えるものです。天気の心配をしながら歩いていると、またも「鹿だ!!」という声が聞こえてきました。私は今度こそ、肉眼で鹿を見ようとジュニアを差し置いて目の前を探しました。いました。ずっと、こっちを見ていました。もしかしたら、にらんでいたのかもしれませんね・・・。「あそこで、私を見ている人達なにしに来たのかしら?」とでも言いたそうでした。また、鹿を見ているときに、ジュニアの様子も見ることができました。双眼鏡を、さりげなく弟妹、お母さん、お父さんに、貸してあげる姿や、歩き疲れてお母さんに甘えている姿、お父さんと男の語らいをしている姿等、普段の活動では見られないジュニアの表情がとても印象的でした。

 途中、河原に降りて銅見付をしました。田中さんがおっしゃるには、ここらに砂みたいに小さい銅が、散らばっているんだよ。陽の光に当たると、金色に光るから解るよ。聞いたとたん、動きが機敏になったになったのは、私だけではなかったはずです。ね、お母さん。・・・あ。これ銅ですよね!?赤褐
色のではなく、金色をしていました。ほんとに小さく、砂粒程度です。さすがに、これではお金になりませんので諦めました。しかし、銅の塊が出てくれば、私も目の色を変えて掘削したかもしれません。

 駐車場に戻り、東屋で谷さんのお話がありました。足尾の今まで、足尾の今の取り組み(植樹)、渡良瀬遊水地と足尾のつながり等、考えさせられるお話をいただきました。今、ここまで緑が見られるようになったのは、10年前からだそうです。100年ほど前から、緑を取り戻そうと取り組んできた努力が、やっと目に見えてきています。・・・みんな、話に真剣です。それぞれ、何か感じることがあったと思います。
 そのことを忘れないためにも、振り返りカードの登場です。今回は、いつもジュニアに書いてもらっているこのカードを、一人ひとりに記入していただきました。

 今日の活動は、これで終わりです。閉講式で、今日お世話になった、わたらせ未来基金の方にお礼を言って、さよならです。今回は、閉講式の後にどんぐりの苗を配りました。2,3年後足尾に植樹していただく、また、家に植えて、足尾のことを考えてもらえたらうれしいです。今日は、暑くて大変だったけどいつもとは違う自然体験ができたのではないでしょうか。

 足尾まで、足を運んでいただき(シャレじゃないよ)ありがとうございました。次の活動で、また会いましょう!!

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by watarasem | 2005-06-30 14:29 | ウォークtheわたらせ
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