わたらせ未来通信12号 06.04.02


わたらせ未来通信 12号            わたらせ未来基金
                 2006.4.2     代表世話人 飯島博
                       <事務局>
                       〒328-0053 栃木県栃木市片柳町4-16-1
                       電話/FAX  0282-23-1078 (猿山弘子方)
                       E-mail   watarase@cc9.ne.jp(同上)
                       ホ―ムページ  http://eco-online.org/watarase/
                       郵便振替口座 
                       わたらせ未来基金00160-1-12481
                        編集 塚田啓一 内田孝男
春の行事予定                                              
○「干潟を守る日2006」干潟・湿地保護全国キャンペーン
渡良瀬遊水池自然観察会    ──植物、 昆虫、 野鳥──
主催 渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会
 日本野鳥の会栃木県支部 わたらせ未来基金
昨年は4月に開催しましたが、渡良瀬湿地帯の生きものにあわせ、1ヶ月遅らせました。
日 時  5月21日(日曜日) 午前9時30分~12時  小雨決行
集 合  渡良瀬遊水池会館駐車場 東武日光線「藤岡駅」
     より徒歩15分
講 師  植物: 大和田 真澄 氏
     昆虫: 大 川 秀雄 氏 
     (両氏は藤岡町史「渡瀬遊水池の自然」編纂委員)
     野鳥: 日本野鳥の会栃木県支部担当者
観察方法 植物、昆虫、野鳥のグループに分かれて観察します。
    観察予定地までは車に分乗して移動します。
問い合わせ先:事務局 TEL0282-23-1078(猿山)
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チョウジソウ                   

○わたらせ未来プロジェクト「足尾植樹デー」(安蘇沢)
 今年も安蘇沢での植樹を行います。足尾に緑を育てる会の植樹デー(別に記載及び同封)
とは別の日です。ドングリの里親さんは、苗の提供を! 安蘇沢に行き自分で植樹する方を
含め、本数を把握するため、事前連絡の際に申し出てください。
なお、昨年までの状況から、小さい苗はシカに食べられてしまう可能性が強いため、比較
的被害の少ない「緑を育てる会」の管理する植樹地に植樹(当日)する予定ですので、あら
かじめご承知願います。
開催日   5月28日(日曜日) 予備日 6月4日(日曜日)
集合時間・場所
車利用者  午前10時 足尾・銅親水公園駐車場(大畑沢の先、車止めゲート手前左下)
       遅れるとゲートが閉まり入れなくなりますのでご注意ください。
電車利用者 人数により、後日、集合場所・時間を決定しますので、下記参加申し込み
時にその旨お伝えください。
各自で準備するもの:昼食、飲物、軍手、作業しやすい服装、帽子、雨具
          (作業用具は未来基金の方で準備します。)
活動時間:昼食を含め約3時間の予定
参加申込:ゲートから安蘇沢植樹地まで入る車の台数を事前に報告しなければならないため
参加者はなるべく下記に事前連絡をお願いします。特に電車利用者は、早めに連
絡をお願いします。
連絡・問い合わせ先:TEL・FAXとも上記事務局
          E-mail watarase@cc9.ne.jp

○渡良瀬湿地帯(遊水池)自然観察会 
わたらせ未来プロジェクトの活動の一環として、当会が開催する観察会です。
日 時  6月10日(土曜日)  予備日 6月11日(日曜日)
集合時間・場所
車利用者  午前9時30分 谷中村史跡保全ゾーン駐車場  
電車利用者 午前9時15分 東武日光線「板倉東洋大前駅」西口(東洋大側)
講 師  青木 章彦氏 作新学院女子短期大学助教授、環境教育ネットワークとちぎ 代表、
わたらせ未来基金 世話人
観察方法 自然観察をしながら、ワークシートの地図にシールを貼って、生きものマップを
作ります。グループ分けはせずにみんなで一緒に観察する参加者主体の観察会で
す。
参加者  地元の学校にも参加を呼びかけます。
その他  昼食を持参ください。
問い合わせ先:TEL 上記事務局

○「ウォーク the わたらせー源流から渡良瀬湿地帯へー」 第3弾
昨年秋の足尾ダムから通洞までのコースに続き、第3弾として、通洞から神戸(ごうど)
まで約17㎞のコースの計画を立てました。今回は、距離も長く健脚向きですが、季節的
には鳥や植物を楽しめる時期を選びました。ウォーク前には「わたらせ渓谷鉄道」を利用し、
ウォークとは異なる車窓の風景も楽しみます。
日 時  6月17日(土曜日)  予備日 6月24日(土曜日)
集合時間・場所 
車利用者  午前9時 草木ダム展望台の駐車場(ダムの西側すぐ、国道122号沿い)
      集合後、約2㎞歩き、わたらせ渓谷鉄道 神戸駅から10:16発下り電車で
通洞駅へ(10:42着)、電車利用者と合流後、再スタートします。
電車利用者 午前10時45分 通洞駅前
(わたらせ渓谷鉄道 桐生駅発 9:24 相生駅発 9:30 通洞駅着 10:42の電車で通洞駅下車)
解散場所・時間 草木ダム駐車場 午後4時半頃の予定
     電車での参加者は、解散後神戸駅等へお送りします。
申し込み・問い合わせ先:TEL・FAX・E-mailとも上記事務局


○他団体等の活動への参加と観察会のご案内       
1 渡良瀬遊水地クリーン作戦
日 時  4月15日(土曜日) 午前8時30分~11時  
集合場所 谷中村史跡保全ゾーン駐車場
主 催  利根川上流河川利用者協議会 TEL 0480-52-3952
芽吹きの季節です。
活動報告にもあるように、ヨシ焼き前の3月12日、有志によるゴミ拾いがありました。
しかし残念ながら、3月25日のヨシ焼き後、隠れていたゴミが顔を出しています。
めげずに、きれいにしましょう。
2 足尾に緑を育てる会「春の植樹デー」
日 時 4月23日(日曜日) 
集 合 午前9時30分-午後1時 (大畑沢緑の砂防ゾーン駐車場) *雨天決行
詳細は、同封のリールレットやウェブサイトhttp://www.takatechnical.co.jp/asio/
をご覧下さい。
3 大和田真澄氏の植物観察会
    開催日時は、5/6(土) 6/10(土)7/1(土)9/2(土)10/7(土)です。
    この観察会は、大和田氏個人の主催です。
    開催時間 午前10時~12時
    集合場所 谷中村史跡保全ゾーン駐車場近くの大きなポプラの木の下
   詳細は、大和田氏のホームページ http://www.ryomonet.co.jp/mo/mo/ 「ニュース」
のページをご覧ください。
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主な活動の報告
○「ウォーク the わたらせ-源流から渡良瀬湿地帯へ-」第2弾
 「ウォークthe わたらせ -源流から渡良瀬湿地帯へ-」第2弾が、昨年10月22日に行われました。当日は、雨天にもかかわらず、元気な13名の参加者があり、車では通過してしまいがちな銅山従業員社宅跡や廃線を見たり、遊歩道的なコースをのんびり歩いたりしました。今までに足尾を訪れたことのある人でも、新たな発見があったウォークだったと思います。
(p5に丸山さん・寺島さんの参加記あり)    
         

○足尾のドングリ拾い
「ウォークthe わたらせ」第2弾の翌日10月23日、例年どおり足尾のドングリ拾いを行いました。佐野ユネスコ子供クラブ等の小学生を含む49名の参加があり、銀山平から舟石峠方面でにぎやかに行われ、熱心にドングリ拾いをしました。
 (p4に井村さん・北爪さんの参加記あり)
○渡良瀬湿地帯でのヨシ刈りデー
12月11日、今年も横堤の屋敷林の防火帯作りを兼ねたヨシ刈りを行いました。当日は、64名の参加があり、個人参加をはじめ団体参加のJR東労組、東電栃木支店、足尾に緑を育てる会等の力強いご協力により予定どおりヨシを刈ることが出来ました。参加者の皆さんお疲れ様でした。来年も皆さんのご参加よろしくお願いします。
なお、刈り取ったヨシの一部20束は、新たな腐葉土作りの試みに使用しています。成果の報告を楽しみにお待ちください。

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行事参加記等
      「ドングリ拾い参加記」①
佐野ユネスコ子供クラブ 小五 井村 優花
 電車をおりると、わたしたちの目の前に、木のない、荒れた山々が広がっていました。
そして、その山々が鉱毒によって失われた物だと知りました。
 わたしは、どんぐりは、拾って遊ぶ物だと思っていましたが、どんぐりを育て、山に帰す
という活動を知り、びっくりしました。あんなに小さな
どんぐりの一つ一つが、役に立つと言う事が信じられま
せんでした。そしてこわされた自然を、元にもどそうと、
一生けん命に活動する人達を、えらいと思いました。
どんぐりの種類などについても、くわしく教えてもらい
ました。
 ちょっと寒かったけれど、とても楽しい一日でした。
できたら、来年も参加したいと思いました。少しずつ緑
の山になっていったらいいなと思います。私も、毎日の
生活の中で、自然がこわされないように、気をつけて、
大切にしていきたいです。  
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       ドングリを見せる子供たち      

       「ドングリ拾い参加記」②
佐野ユネスコ子供クラブ 事務局(小五の母)北爪育子
 終点の間藤駅で降りた。冷たい風が吹き抜け、目の前には赤茶色のはげ山がせまってくる。
まるで、タイムスリップしたかのようだ。足尾の第一印象は、予想以上に強烈だった。
 山道でのどんぐり拾い。これは、子供達の得意分野。色や形の違うどんぐり、芽の出た(と
思っていたら根だった)どんぐり・・・・・。わたらせ未来基金の方々に、どんぐりの木の
見分け方を教えていただきながら、たくさん拾えて大満足。どんぐりの苗木の育て方も熱心
に聞くことができた。
 皆さんと別れた後は、寒風に揺れるすすき野原を通り、環境学習センターへ、そして、
精錬所を横に見ながら、銅山観光へと、欲張りな日程をこなし、帰路についた。
 「なぜわざわざ足尾でどんぐり拾いなの?」という最初の質問への答えは、足尾のはげ山
の印象を思い出しながら、子供達自身が考えていってくれるだろうと思う。わたらせ未来基
金の方々、ありがとうございました。

「ウォーク the 渡良瀬」に参加して
                           丸山 悦子・寺島 陽子
  10月22日の土曜日、「足尾を歩こう」の誘いのって、私たちは通り一遍のウォーキング
でない何かを期待して参加しました。
松木渓谷は過去に何度かきていましたが、渡良瀬渓谷鉄道ののんびりした旅のついでに
足をのばしたとか、軽いハイキングと温泉を楽しみ、銅山あとの観光とかでした。それでも
荒涼とした山肌にかなりのショックを受け、ゴーストのような工場を目の当たりにし、渡良
瀬遊水池の谷中村の惨状が100年前に現実
にあったことを実感したりしていました。
そのことは、後に私たちが「わたらせ
未来基金」に関心をよせ、かかわりをもつ
きっかけとなったものですが、現在の「未
来基金」の皆さんの一生懸命さの中で、何
とも底の浅いものだったかと思い返してい
ます。
今回の「ウォークthe渡良瀬」は、松木
渓谷から銅山駅までゆっくり歩いて約4時
間のコースで、あらためて足尾の歴史を知
ることができ、案内してくださった役員の
皆さんの詳しい説明にとても感銘をうけました。      
今は使われていない銅山の草むした線路やトンネルを歩き、ふるさとに帰れない工夫た
ちの墓や、積み上げられた無縁石塔、栄えたその昔の水力発電のあとやドイツ人の手による日本で始めての鉄橋など、見るもの聞くものが足尾の歴史の深さを感じさせるものでした。労働組合の基礎となった共済組合の発祥の地であるとか、トラさんの映画にでてくる「coop」よりももっとはげ落ちたペンキの看板のある生協あと、工夫の住んだ家々、その当時から今も使われている共同浴場、悲劇が起こる前のにぎやかな活気に満ちた足尾の姿を垣間見ることができました。また、山の緑化に取り組む町の人々のこと、その人々が取り組んでいる緑化地域なども見学することができました。「未来基金」が、どんぐりの木の実を拾い育てて植え込むことも、山々に少しでも早く緑がよみがえることを願って「実のなる木」を選んでいることもなるほどと思いました。
今までただ何となく通りすぎていた町並みが、なんだかとても輝いて見えてきた一日で
した。今後の取り組みとして、足尾から遊水池までの100キロを歩く計画もあるとか、
ぜひまた参加しようと思います。
山を裸にし、町を壊し、下流の畑や田んぼまで汚染し、人々の暮らしも変えた鉱毒、今、
国と県、人々の善意で修復作業が進められています。当事者の企業は何もしようとせずに今も健在だとか。
大きな傷を負った結果生まれた渡良瀬遊水池、集まってきた鳥や動物たち、植物が100
年の年月を経て自然をよみがえらせてきたけれど、また「貯水」の名のもとに「開発」が進められようとしている現状、人間が健康に生きていく保障は、自然が豊かにあることが第1条件だと思うこのごろなのですが。
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  精錬所をバックに
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その他のお知らせ
○古河7小が茨城県教育研究会論文優秀賞を受賞
古河市立古河第7小学校が、ビオトープの5年間の活動をまとめ、環境教育に関する論文
の部門で茨城県教育研究会論文優秀賞を受賞しました。古河第7小学校は、学校ビオトープ
や渡良瀬湿地帯の自然観察等に熱心に取り組んでいる学校です。お祝い申し上げます。
 なお、受賞の際の賞金を当会にご寄付いただきました。御礼申し上げます。
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活動日誌(2005年9月~2006年3月)

    
9.22 古河3中授業・ビオトープ観察(谷、宇大生   )
10.20 国府町ドングリ農園草刈り(寺島2名,森戸、猿山)
10.22 ウオーク・ザ・わたらせ(参加者13名)
10.23 ドングリ拾い(参加者49名)
   安蘇沢植樹地ドングリ生育調査(谷、千野、内田、田中、塚田)
10.26 古河3小総合学習・遊水池現地学習(飯島、針谷、内田、塚田、町田、猿山)
12. 2 栃木女子高の特別授業 講師:西廣淳氏(東大)、松居誠一郎氏(宇大)(猿山、谷)
12. 3 国府町ドングリ苗木の根巻き(谷、塚田)
12. 4 国府町ドングリ苗木手入れと移動(はくつる会隣の農園)
(森戸、JR2名、猿山、谷)
12. 7 ドングリの植え付け(はくつる会農業部7名)(猿山、森戸、新井田)
12.11 ヨシ刈りデー(参加者64名)
12.18 講演会「渡良瀬遊水池・驚きの野鳥、植物、昆虫たち」共催(参加者116名)
1.29 栃木県教育研究発表会(新橋小、藤岡2中、栃女ビオトープ報告)に参加
(内田、猿山、谷)
2.19 講演会「なぜ、渡良瀬遊水池は条約登録されなければならないか-日本の湿地
政策を考える」共催
3.11.18 国府町ドングリ苗整備(谷、森戸、千野、内田、田中、塚田、猿山)
3.12 ヨシ焼き前のゴミ拾い(有志)
3.25ヨシ腐葉土造り作業(新規購入のカッターで裁断)
(田井中、町田(順)、町田(武)、寺島、田中、塚田、猿山)
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その他
・「わたらせ未来プロジェクト」のホームページアドレスは、http://eco-online.org/watarase/
とご案内しているところですが、行事案内を含め新しい情報は、すべてブログに掲載しています。カテゴリごとに分類していますので、こちらもぜひご覧ください。
・第31回定例会 4月9日 午前10時から 古河東公民館会議室(TEL 0280-32-5533)
編集後記
 今季の冬は厳冬で湿地帯にもコハクチョウが複数羽ロングスティし楽しませてくれました。
3月初旬小笠原を訪ねるとここにもコハクチョウ、地球環境はどうなっていくのか…。ヨシ
焼きも無事終了し、変わりない春を期待。(内田)  今冬、谷中湖・多々良沼・昭和池(久喜)
のカモ類の数を調査した時に感じました。3ヵ所とも人の手が入り水位の増減があるものの、
谷中湖の干し上げは、湖の大きさ、水位の低下の程度から見ても尋常ではないと。(塚田)
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by watarasem | 2006-04-09 22:35 | わたらせ未来通信
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